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便秘は深刻な問題です。便秘は愛犬に不快感をもたらすばかりでなく、ある程度の期間にわたって愛犬が深刻な胃腸の問題(GI)を抱えていることを示す兆候でもあり得ます。
便秘はさまざまな胃腸の問題によって引き起こされ、速やかに対処しなければ重大な結果を招く場合もあります。便秘の原因には、大腸やその他の部分の消化管の閉塞をはじめ、食あたりや栄養不良にいたるさまざまなものがあります。極端な例では、間断なく便秘が続くことにより結腸が拡張して機能を喪失する、巨大結腸症という病気を発症することもあります。この病気になると結腸の内容物が停滞し、便を通過させ押し出す能力を失ってしまいます。
愛犬が便秘になりやすい場合、すべきことがいくつかあります。
• 獣医師の診察を受ける:初めて愛犬が便秘になった時には、それがどれほど深刻かは分かりません。愛犬が栄養補給を必要としているという徴候かもしれませんし、深刻な消化系疾患が根本にあり、その症状かもしれません。獣医師に相談すると、この2つを見分けることができ、愛犬の具合を改善することに役立ちます。
• 新しい食事に切り替える:今回が初めての便秘である場合も、慢性的な問題である場合にも、獣医師は新しい食事療法食を勧めるかもしれません。診断と個々のケースによりますが、不溶性食物繊維が豊富な新しい食事は、便秘の兆候を軽減するのに効果があるかもしれません。
犬の消化器系の症状について質問がある場合は、獣医師に確認して、犬の消化器系が円滑に働くようサポートしましょう。
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犬がミネラルウォーターを飲んでも大丈夫
「犬の飲み水として、ミネラルウォーターを飲ませてもよいのかしら?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
結論からお伝えしますと、犬にミネラルウォーターを飲ませても大丈夫です。
ただし、積極的に継続してミネラルウォーターを飲ませたほうがよい、ということではありません。特別な場合に限ってなら、犬に飲ませても病気になることはないので安心してください。
例えば、外出した先でどうしても清潔な水が手に入らないが、犬が喉の渇きを訴えている、といった場合は、飼い主様の手持ちのミネラルウォーターを飲ませてもよい、という程度にお考えください。
犬がミネラルウォーターを飲む良し悪しは証明されていない
獣医さんによっても犬にミネラルウォーターを飲ませてもよい、悪い、と意見が分かれていますが、特に良し悪しの根拠となるエビデンス(データによる客観的な証明)はないようです。
それでも犬にミネラルウォーターを飲ませたらいけない、という情報があるのは、ミネラルウォーターに含まれる成分が犬の体に悪いのでは?という考えに基づいています。
ミネラルウォーターと水道水の違い
ミネラルウォーターの最大の特徴は、ミネラル分を多く含んだ弱アルカリ性や弱酸性(pH5.8~7.8程度)の水であることです。
ミネラルウォーターには、カルシウムやマグネシウムを始め、カリウム、ナトリウム、重炭酸塩(重曹)などが含まれています。
ミネラルウォーターの製品によって幅がありますが、カルシウムは1L中に2~530mgほど、マグネシウムは3~240mgほど、ナトリウムは5~1,840mgほど含まれています。
一方、水道水質基準に適合した水道水は、pHは5.8~8.6以下に定められています。
カルシウムとマグネシウムは、いずれも1L中に10~100mg以下、ナトリウムは1L中に300mg以下に留めるよう規定されています。
わかりやすいように、ミネラルウォーターと水道水1L中に含まれる3つのミネラル成分の量を見比べてみましょう。
カルシウム
マグネシウム
ナトリウム
ミネラルウォーター
2~530mg
3~240mg
5~1,840mg
水道水
10~100mg以下
10~100mg以下
300mg以下
水道水とミネラルウォーターのカルシウム、マグネシウム、ナトリウムの含有量を見比べると、ミネラルウォーターのほうが水道水よりも多く含まれる可能性があることがわかります。
犬にとってミネラルウォーターは最適ではない
犬が生きていくために不可欠な水ですが、ミネラルウォーターは決して犬の飲み水として最適ではない、と考えます。
その理由は、ミネラルウォーターに含まれるミネラル分をわざわざ犬に与える必要がないことと、逆に継続して与えることによる若干の悪影響を感じるからです。
野犬など本能が強く残っている犬であれば嗅覚を頼りにして、その時々の体調に応じた水を探すことができますが、さすがに家庭犬に同じ能力を求めることはできません。
ワンちゃんの代わりに、今どんな成分が入っている水を欲求しているかを飼い主様が感じ取ることもできませんよね。
ですから、ミネラルが多すぎる可能性のあるミネラルウォーターよりも、基準値内に留めてある水道水のほうが、毎日飲ませる水として「無難」である、と判断します。
犬の体にはミネラル分は欠かせませんが、ミネラルウォーターの豊富なミネラル分が悪さをすることもあります。
例えば、ストルバイト結石を患っているワンちゃんの場合、マグネシウムは適正に制限されていますし、重い腎臓病のワンちゃんにはナトリウム摂取制限がされています。こうした病気を抱えているワンちゃんには、ミネラルウォーターを与えないようにしましょう。また、マグネシウムやカルシウム、リン、pHなどのバランスが整っているドッグフードや療法食を食べさせている場合も、ミネラルウォーターを飲ませないほうがよいでしょう。
愛犬にはミネラルウォーター以外を!
犬に毎日与える水として水道水は確かに無難ですが、農薬などの残留成分を除去するために、できるだけ浄水器を通した水道水を飲ませたほうが安心です。
また、カルキが気になる!という場合は、一度沸騰させて自然に冷めた「白湯」を飲ませるのもよいでしょう。
服薬中のワンちゃんや、できるだけミネラル分を水から摂らせたくない!という場合は、「純水」を飲ませてあげてください。
有機物や細菌が除去されているので、水道水よりも菌の増殖が穏やかであることや、ドッグフードをふやかす水として使えばミネラルバランスを壊さない、というメリットもあります。
純水はペットボトルでも販売されていますが、飼い主様も含め贅沢に純水を利用するなら、純水製造装置を購入するのがおすすめです。
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マーキングについて詳しく説明していきます
マーキングは、ワンちゃんにとって本能的な行動のひとつです。
だからといって、一緒に暮らしていく上で自由にマーキングをされたら
衛生的にもよくありませんし、トラブルになる事も考えられます。
また、テリトリー意識が刺激されて、人や他の動物に対して
警戒心が強くなってしまうこともあります。
マーキングがくせになってしまわないように、
しっかりと教えてあげましょう。
☆マーキング
マーキングとは、ワンちゃんが少量のおしっこをかけてにおいをつけ、
自分のテリトリーであることを主張することでだとおもいます。
特に去勢前の男の子に多く、自分が上位だと思っている
ワンちゃんほど、高い位置におしっこをかけようとします。
高い位置にかけようとするのは、体を大きく・強く見せるためです。
また、マーキングは男の子だけではなく、女の子にも見られる行動で、
自分をアピールするためや、ヒート時(発情期)に行うこともあります。
一般的には、男の子に多く見られる行動ですが、性別だけではなく、
ワンちゃんの性格や生活する環境も影響してくるのです。
犬は、もともと群れで生活していた動物なので、
順位をつけたり、なわばりを主張するのは、いわば本能的行動です。
しかし、犬が好きでない方から見れば、お散歩中のワンちゃんが
電柱など、あちらこちらにおしっこをかけていくのを不快に感じるかもしれません。
また、家の外壁や車などにおしっこをかけてしまい、
トラブルに発展してしまうという事も考えられます。
マーキングをしそうな場所や物には、最初から近づけないようにしましょう。
もしワンちゃんが近づいて行こうとしたら、リードを引っ張り、
それ以上ワンちゃんが近づけないようにしてください。
ワンちゃんによっては、おしっこをする直前の動作が
分かりやすい子がいますので、一度よく観察してみるといいでしょう。
特に、くんくんとにおいを嗅ぎながら近づいて行きましたら要注意です。
●お家でのマーキング
室内でマーキングをされてしまうと、掃除が大変ですし
においも気になってしまいますよね。
友達の家に遊びに行った時や旅行先、ドッグカフェなどでの
マーキングは、他の人に迷惑をかけてしまいます。
また、おうちでマーキング行動をしてしまう場合、
飼い主さんのリーダーシップがうまく取れていない可能性があります。
おうちの中で、ワンちゃんが1番上位だと思い込んでしまっていると
自分のなわばりを主張するようになってしまうのです。
まずは、しっかりとリーダーシップを確立させましょう。
室内にマーキングしてしまった場合は、しっかりと拭き取り、
消臭スプレーなどをかけて、においを残さないように気をつけてください。
ペットボトルなど、ワンちゃんがマーキングしそうなポール状のものを
ペットシーツの上に用意して、マーキングする場所を固定する方法もひとつの手です。
●去勢手術での改善
個体差はありますが、性成熟前の若いうちに去勢手術をしておくと、
かなりの確率でマーキング行動が抑えられると言われています。
また女の子でも、避妊手術をすることによって、
発情期(ヒート時)のマーキング行動が軽減するそうです。
以前お送りしたメールでもお伝えしましたが、去勢・避妊手術は
病気の予防にもつながりますので、手術することをお勧めします。
●マナーベルトの着用
根本的な解決にはなりませんが、しつけがきちんとできるまで
マナーベルトをして出かけるのもいいでしょう。
ドッグランやドッグカフェでは、義務付けられている場所もあります。
ただし、長時間つけた状態のままにしてしまうと不衛生ですし、
ワンちゃんのストレスにもなってしまいますので、気をつけてあげてください。
また、マナーベルトをしているから大丈夫だと思っていても、
ワンちゃん自身は足をあげてマーキングしているつもりになっています。
繰り返しマーキングをさせてしまうと、ますますマーキング行動は
定着していってしまいますので気をつけましょう。
マーキングはワンちゃんの本能による行動ですので
やめさせるには少し時間がかかってしまうかもしれません。
しかし、トイレトレーニングと一緒で、少しずつ教えてあげれば
必ず上手くいきますので、根気よく続けていくようにしてくださいね。
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